「背骨のゆがみ」

ヘバーデン結節と全身症状

中高年の女性の側弯症や猫背は「背部ヘバーデン」

中高年女性で、背中がはっきりと丸く見えるひどい猫背(亀背)や横に身体が曲がってくの字型になっているような背骨の曲がり「ひどい側弯症」になっている人は、「ヘバーデン結節」が胸椎(背骨)に発症した場合がほとんどなのです。  これを私は仮称「背部ヘバーデン」と名づけ、「一般的な猫背や側弯症と区別」して治療することが大切だと警告しています。  しかし、これも見落とされている場合が多く、最近のテレビのコマーシャルで言われている「いつの間にか骨折」も、「ヘバーデン結節」が背骨に起こり、圧迫骨折が発症したことも考えられます。

症状

1急に猫背や側弯症が進んでしまった

2疲れると背中に痛みが出る

3他人が見てもひどい猫背(亀背)や体が横にくの字型に曲がる「ひどい側弯症」がわかる

4いつの間にか骨折(脊椎圧迫骨折)をしていて、急に身長が低くなってしまった

5体型のくずれが気になり、おしゃれや人前に出るのをためらう

6手や足にヘバーデン結節があり、背骨以外にも腰や首に慢性痛がある

原因と診断

中高年女性で、背部に「ヘバーデン結節」が発症し、「ひどい猫背」や「ひどい側弯症」「いつのまにか骨折(圧迫骨折)」を起こしている人のほとんどに、「ヘバーデン結節」が見られます。「ヘバーデン結節」は骨がもろい、変形しやすいという特徴があり、何の影響で変形しやすいのか、その一番の原因は「重力の負担(負荷重)」なのです。

  • 手の第一関節だけが太く変形していないかを確認し、また親指の付け根の「CM関節」が出っ張り、押すと痛むかなどをチェック

  • 「ヘバーデン結節」が足に発症した「足ヘバーデン(仮称)」で、ひどい外反母趾と共に親指が外方向にねじれて爪が外側に向いて変形(回内位)しているかをチェック

関節リウマチでもないのに急に症状が進行してしまったなどの症状があれば、「背部ヘバーデン(仮称)」を疑うべきです。


治療法

まず、「一般的な腰痛」か「ヘバーデン結節」が隠れた原因となる腰痛かをチェックすることです。もし、「ヘバーデン結節」が手や足にあるようなら注意が必要です。骨がもろい、変形しやすい、特に「重力の負担」によって痛みや変形、疲労骨折が発生しているので、「バランス・免震・固定」を中心にした治療の3原則で、「重力の負担」を軽減する治療をしなければならないのです。

1バランス
外反母趾や浮き指・扁平足に対し、足裏から背骨を「重力とのバランスで整える」ことを目的とする。足裏のバランスは、カサハラ式足裏バランステーピング法やそれに代わる専用の三本指タイプのテーピング靴下で足裏のバランスを整え、第一の土台を安定させることにより、足裏のセンサー「メカノレセプター」の機能を回復させる。もうひとつ、股関節にサラシ包帯か、または専用の股関節ベルトを巻いて第二の土台を安定させることにより、その上に乗る背骨のバランスを整える。背部には、軽い整体やストレッチ運動なども効果的になる。

2免震と血行
靴の中には、人工筋肉素材の「免震インソール」を入れ、かかとからの過剰な衝撃波とねじれ波により、これ以上背骨を変形させないにようにする。さらに下肢の血行促進により、全身に血液や酸素が回る施術を行う。

3固定
背部の固定は苦しいので、①で股関節に巻いた専用ベルトの上から、さらに腰部を専用ベルトで固定する。

まとめると「背部ヘバーデン(仮称)」には、第一の土台「足裏のバランス」を整える方法と、さらに第二の土台「股関節のバランス」を整える方法を行います。それに加え、「背部のバランス」を整えるために、①の股関節専用ベルトに重ねて腰部を専用ベルトで二重に固定することが必要です。