小指の付け根の痛み

40歳以降のひどい外反母趾

小指の付け根の痛み


小指の付け根

小指の付け根が歩く度に痛んだり、小指の外側や小指の付け根の裏側にもタコができたり、皮膚が分厚くなったりします。また、先細の靴に小指が圧迫され続け、赤く腫れて痛みを伴っている場合も多く見られます。 これは、「内反小指(ないはんしょうし)」と呼ばれるもので、外反母趾と逆に、小指が親指側に曲がっていたり、小指の付け根の骨が出っ張っていたりする状態です。

「仮称:足へバーデン」があると、ひどい外反母趾と内反小指の両方が表れる場合が多く見られます。内反小指があると、体がぶれやすく、特に足裏の不安定を背中と首で補いやすくなるために、背中の張りと共に胃腸障害や便秘に悩まされます。

また、肩こり・首こりなどの不調も引き起こすので、早めの対応が必要です。 足指に踏ん張る力がなく、小指側の横中足靭帯がゆるんでしまうと、第五中足骨が外側に開いてしまう形となり、逆に小指は内側に曲がるため、小指がより踏ん張れなくなり、小指の付け根に体重が集中して痛みが起こります。

さらに、ヒール・パンプスなど先の細い靴を履き続けることにより、小指がより圧迫されて痛みが起こります。圧迫されると、ますます内反小指が進行し、小指が外側にねじれたり、倒れたりして爪が小さくなります。また、爪が第四指の付け根に当たり、この部分にタコができて痛くなる場合があります。

自分でできる治療法

●自分で確認する方法として、小指の付け根や第四指と小指の付け根の間を指で上下から強くつまんで痛みの程度を確認します。カサハラ式足裏バランステーピング法で、中足関節の保持が大切です。
●テーピングができない場合は、室内では専用の靴下や外反内反ダブルサポーターなどを用いて簡単に自分で行えます。靴を履く時は、「包帯と専用テーピング靴下との併用法」で中足関節を保持することも必要です。包帯固定をすれば、通常痛みは一~二ヵ月位で取れていきます。

注意点とアドバイス

小指の外側や小指の付け根にタコができている場合は、削ってからテーピング等で足裏のバランスを整えます。指が踏ん張れてくると、半年位で消えていきます。小指に痛みがある場合には、先細の靴は一時的に避けるようにします。