第二趾付け根の痛み

40歳以降のひどい外反母趾

第二趾付け根の痛み

第二趾付け根

足の痛みの一つとして、第二指付け根の痛みを訴える人が多くいます。最初は、チクチクした軽い痛みから始まり、放っておくと、歩く度にズキズキとした痛みが起こります。
こじらせると、第二指付け根の部分が熱っぽく腫れが出て、歩く度に激痛が走るようになります。

40歳以降の女性の多くは、「仮称:足へバーデン」による外反母趾で、第二指が親指の上に乗ったひどい変形や脱臼を伴っている場合もあります。自分で確認する方法として、第二指の付け根を上下から強くつまんでみると、激痛が走るのですぐにわかります。

すでに、疲労骨折を起こしている場合は、その部分の骨が太くなっています。中には、第二指付け根の足裏部分にタコができていたり、皮膚が厚くなっていたりする場合もあります。

原因

ここを打ちつけてしまう

一般的には思春期の女子に多く「フライバーグ病」や「第二ケーラー病」と言われていますが、これとは別に40歳以降の女性で「仮称:足へバーデン」が原因になっている場合を「仮称:第二中足骨頭へバーデン」と呼んでいます。

第二指の基節骨が立った状態で地面を打ち付けて歩くために、過剰な衝撃が繰り返され、第二中足骨骨頭部の骨が破壊されたように変形し、変形した骨が周りの神経を刺激して痛みを引き起こすのです。また「仮称:第二中足骨頭へバーデン」は脱臼・骨折を伴う場合があります。

自分でできる治療法

カサハラ式足裏バランステーピング法を四~六ヵ月程行います。固定をすることにより、「過剰仮骨の吸収と付加骨の添加」という自然治癒力が発揮され、変形が改善されて治癒につながります。痛みが伴う場合は、できるだけ早い時期に固定をし、患部の負担度より上回る安静度を保つことが大切です。
●テーピングができない場合は、専用テーピング靴下と室内では専用の外反内反サポーター、靴を履く時は包帯と専用テーピング靴下との併用法を行います。
●履物は、免震インソールでクッション性を極力高めることが必要です。

注意点とアドバイス

通常、X線像には現れず、悪化させた場合のみ、疲労骨折としてX線像に異常が現れます。ほとんどの場合、手のへバーデン結節が足に転移したことが隠れた本当の原因になっています。